△日程第4
文教民生委員会所管事務調査報告
○議長(
大堀寿延君) 日程第4、
文教民生委員会所管事務調査報告を議題といたします。 本件に関し、委員長の報告を求めます。文教民生委員長・粥川茂和君。 〔文教民生委員長・粥川茂和君登壇〕
◆文教民生委員長(粥川茂和君) それでは、
文教民生委員会の
所管事務調査の報告を申し上げます。 2月8日9時から行いまして、公民館運営の現状と課題についてを調査させていただきました。 まず現状でございますが、教育・健康・文化の拠点施設である公民館でございますが、現在はこの従来機能に加えて、まちづくりの機能が重要となってきているということでございます。平成28年度の市内13公民館の利用状況でございますが、延べ28万人で増加傾向にあるということであります。また、館の稼働率でございますが、平均で82%、90%が7館で、50%以下が2館の状況でございます。 また、利用の内容でございますが、90%が趣味にかかわるもの、今日、課題のまちづくりに関する利用については10%にとどまっておるという状況でございます。 2つ目に、課題でございますが、執行部の説明においては、明確になっていないような印象を持ったところであります。 そこで、たくさんの質疑が出ましたので、本日の報告は、質疑を中心に申し上げたいと思います。 まず稼働率でございますが、利用実績日数を開館日数で割り込んだ数字であるということでございます。また、さっきの課題でございますが、課題を具体的に示せという質疑がありましたが、施設利用が十分な伸長を見せていないことや、施設の老朽化が進んでいるということや、施設管理に係る予算の確保が課題であるというような答弁でございました。 また、まちづくりの拠点であるべき公民館を指定管理にすることについての質疑がありましたが、指定管理となった福岡では、地元在住の館長が地域との協議を経て、目的にかなった活動しておると。また、指定管理の方向づけは市の総合計画によるところであり、今後は実績検証を繰り返しながら進めていくという答弁でございました。 公民館主事と社会教育主事の違いについては、公民館主事は役職名であって、社会教育主事は社会教育に係る助言指導の資格を有する者で、当市職員には25名おりまして、教育委員会と文化スポーツ部には7名が従事しておるという説明でございました。 さらに、施設利用料は維持管理費の10%未満であるという現状についての質疑に、公民館の設置目的にかなった状況であると考えておるという答弁でありました。 さらに、トイレを初めとする各館の修繕・改修計画についての質疑ですが、小規模な改修は、総合計画の実施計画に位置づけると。また福岡、神坂館における大規模改修は、地域との協議を踏まえて考えていくということでありました。 このような質疑を通じて、要望も出ておりました。近年の公民館の役割について、各館の課題を整理する必要があるという要望、月例の館長会議を単なる連絡会議にしないようにというような要望もございました。 そういうことで、
文教民生委員会のまとめといたしましては、近年、重要とされるまちづくり機能を高める役割を果たすために、地域と行政の十分な意思疎通と各館の運営内容の検証と改善が可能な枠組みの構築が必要であるというようにまとめたところでございます。 以上、報告を終わります。
○議長(
大堀寿延君) ただいまの委員長の報告について、質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
大堀寿延君) 質疑なしと認めます。 以上で
文教民生委員会所管事務調査報告を終わります。 ――
――――――――――――――――――――
△日程第5
産業建設委員会所管事務調査報告
○議長(
大堀寿延君) 日程第5、
産業建設委員会所管事務調査報告を議題といたします。 本件に関し、委員長の報告を求めます。産業建設委員長・鈴木雅彦君。 〔産業建設委員長・鈴木雅彦君登壇〕
◆産業建設委員長(鈴木雅彦君) おはようございます。 それでは、産業建設委員会の
所管事務調査についてご報告申し上げます。 テーマは、市営住宅の現状と課題並びに今後についてということで、2月2日9時から、現地視察を含めながらやらせていただきました。 資料の3ページにあるように、中津川市の現在の市営住宅の種類としては、公営住宅、特定公共賃貸住宅、若者定住促進住宅、地域優良賃貸住宅、それともう一つ、単独住宅ということであります。そんな中で、現在、社会の変化、時代の潮流に合った市営住宅のあり方が問われてきており、年間400件ほどの多様な相談が寄せられております。また、建てかえの事業も少なく、施設の長寿命化のための修繕がふえてきているという現状がございます。 資料の5ページからですが、市が抱えている公営住宅の表が、ずうっと5ページから、6、7、8、9、10ページにわたってあります。そうしたたくさんの市営住宅を抱えながら現在運営しているわけなんですが、その中で3ページ、ちょっとお願いしたいんですが、この中で、先ほどあったような中で、現地視察を、公営住宅のうち、丸山団地を中まで見させていただきました。住まわれている方も大変多い中なんですが、現状としては時代になかなか合わないということで、アンペア数ですが、これは5ページからの表にあるように、それぞれのところがまだ20アンペアというところもあって、そうした要望があって、30アンペアに丸山住宅のほうは変えられていますが、変えていくに当たっては一挙にしなければいけないとか、またその負担が大きいということで、なかなか簡単にはできないということの説明がございました。 次に、今後の対応ということで、22ページにそれぞれまとめられていますが、公営住宅については、高齢者や生活弱者への対応、また老朽化する施設への対応、今後増大が予想される維持修繕や補修工事への対応というようなことでまとめられておりますが、こうした対応をしていくと。 また、もう一つ現地視察をやったのは、中には入れませんでしたが、山口を外から外観を見させていただき、馬籠については、1つ部屋があいておりましたので、中へ入らせて見させていただきました。大変きれいで、現在の若者受けするような居住空間、こうしたところを見させていただきました。 そんな中で、こちらのU・Iターン者住宅、若者定住促進住宅につきまして、これもその地域地域で、またそこに住みたいという若者を招いているわけなんですが、その後の新しい家を建てて自分の持ち家を持っていくという、ここに一つの支障も出ている現状もお話を伺いました。 これの説明を受けた後、質疑に入りましたが、大変多くの質疑が上がったわけなんですが、まず5ページのところなんですが、先ほど申し上げたように、20アンペアでいいのかという話のところで、とても現在の家電のエアコンあるいはレンジ、そうしたものについては20アンペアでは足らないという答弁がございました。しかしながら、先ほど申し上げたように、一挙にこの解決ができない現状についての答弁もございました。 次に12ページですが、公営住宅について、あいている住宅を災害時の東日本のときとか、あるいは九州の災害、こうしたときに使っているかということに関しまして、当市としても提供し、そういうところに対応させていただいたという答弁がございました。 もう一つ、次のページですが、16ページ、U・Iターン者向けの住宅、これについて、先ほど申し上げたように、馬籠なんかを見せていただいたのですが、居住空間としてもいいし、大変若者にも受ける状態なんですが、今後こうしたものについて継続はという質疑がありましたが、現在のところ、一旦この事業については終わっていて、現在のところを使っていくという答弁でございました。 以上で報告を終わらせていただきます。
○議長(
大堀寿延君) ただいまの委員長の報告について、質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
大堀寿延君) 質疑なしと認めます。 以上で
産業建設委員会所管事務調査報告を終わります。 ――
――――――――――――――――――――
△日程第6
議会改革特別委員会の
中間報告
○議長(
大堀寿延君) 日程第6、
議会改革特別委員会から会議規則第44条第2項の規定により、同委員会より
中間報告を行いたいとの申し出がありますので、この際、これを許します。議会改革特別委員長・牛田敬一君。 〔議会改革特別委員長・牛田敬一君登壇〕
◆議会改革特別委員長(牛田敬一君) ただいま議題となりました日程第6、
議会改革特別委員会の
中間報告を行います。 内容は、本年導入した
タブレット端末における
中津川市議会の情報通信機器使用基準を制定したものです。 今回貸与した
タブレット端末を自己責任において管理するものとし、貸与端末を紛失または破損した場合は、原状回復に要した費用につき弁償する責任を負う文言等を明記し、平成27年4月1日施行の使用基準を廃止する案を全会一致で可決、
議会運営委員会に申し送りました。以上です。
○議長(
大堀寿延君) ただいまの委員長の報告について、質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
大堀寿延君) 質疑なしと認めます。 これをもって
議会改革特別委員会の
中間報告を終わります。 ――
――――――――――――――――――――
△日程第7 報第1号
○議長(
大堀寿延君) 日程第7、報第1号・専決処分の承認を求めることについてを議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長・青山節児君。 〔市長・青山節児君登壇〕
◎市長(青山節児君) ただいま議題となりました報第1号・専決処分の承認を求めることについて、ご説明申し上げます。 報第1号は、専第1号・中津川市税条例の一部改正についての専決処分の報告でございます。 これは、地方税法施行規則の一部改正に伴い、引用部分に条項ずれが生じたため、改正したものであります。12月定例会の最終日前後に施行規則が公布され、平成30年1月1日から施行する必要があり、議会を招集する時間的余裕がなかったため、12月28日をもって専決処分とさせていただきましたので、ご報告いたします。 ご承認のほど、よろしくお願いいたします。
○議長(
大堀寿延君) これより質疑に入ります。 順次発言を許します。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
大堀寿延君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております報第1号については、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
大堀寿延君) ご異議なしと認めます。よって、報第1号については委員会の付託を省略することに決しました。 本件に対する討論を省略し、直ちに採決いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
大堀寿延君) ご異議ないものと認め、さよう決しました。 お諮りいたします。本件は、市長報告のとおり承認することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
大堀寿延君) ご異議なしと認めます。よって、本件は市長報告のとおり承認することに決しました。 ――
――――――――――――――――――――
△日程第8 議第36号
○議長(
大堀寿延君) 日程第8、議第36号・中津川市
教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてを議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長・青山節児君。 〔市長・青山節児君登壇〕
◎市長(青山節児君) ただいま議題となりました議第36号・中津川市
教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて、ご説明申し上げます。 これは、同委員の田島雅子さんの任期が3月31日に満了となりますので、引き続き同氏を任命することについて、議会の同意を求めるものであります。 ご審議のほど、よろしくお願いいたします。
○議長(
大堀寿延君) これより質疑に入ります。 順次発言を許します。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
大堀寿延君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議第36号については、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
大堀寿延君) ご異議なしと認めます。よって、議第36号については委員会の付託を省略することに決しました。 本案に対する討論を省略し、直ちに採決いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
大堀寿延君) ご異議ないものと認め、さよう決しました。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議第36号・中津川市
教育委員会委員の任命につき同意を求めることについては、これに同意することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
大堀寿延君) ご異議なしと認めます。よって、議第36号・中津川市
教育委員会委員の任命につき同意を求めることについては、これに同意することに決しました。 ――
――――――――――――――――――――
△日程第9 議第37号及び日程第10 議第38号
○議長(
大堀寿延君) この際、日程第9、議第37号及び日程第10、議第38号の
人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてを一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長・青山節児君。 〔市長・青山節児君登壇〕
◎市長(青山節児君) ただいま議題となりました議第37号及び議第38号・
人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて、ご説明申し上げます。 これは、同委員の吉村敏彦さん、山内和幸さんの任期が平成30年6月30日に満了となりますので、吉村敏彦さんの後任には安江傳二さんを、山内和幸さんの後任には青山健一さんを候補者として推薦することについて、議会の意見を求めるものであります。 ご審議のほど、よろしくお願いいたします。
○議長(
大堀寿延君) これより質疑に入ります。 議第37号及び議第38号の質疑を一括して行います。 順次発言を許します。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
大堀寿延君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議第37号及び議第38号については、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
大堀寿延君) ご異議なしと認めます。よって、議第37号及び議第38号については委員会の付託を省略することに決しました。 本案に対する討論を省略し、直ちに採決いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
大堀寿延君) ご異議ないものと認め、さよう決しました。 これより日程第9、議第37号及び日程第10、議第38号の
人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてを一括して採決いたします。 本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
大堀寿延君) ご異議なしと認めます。よって、議第37号及び議第38号は原案のとおり可決されました。 ――
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△日程第11 議第18号から日程第33 議第43号
○議長(
大堀寿延君) この際、日程第11、議第18号から日程第33、議第43号までの23議案を一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長・青山節児君。 〔市長・青山節児君登壇〕
◎市長(青山節児君) それでは、ただいま議題となりました議第18号から議第35号まで及び議第39号から議第43号までを一括してご説明申し上げます。 まず、議第18号・中津川市職員の
育児休業等に関する条例の一部改正については、育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律の一部改正に伴い、
育児休業等を再度取得等するための要件に、保育所に入園の申し込みを行っているが、当面その実施がされないときを追加するため改正するものであります。 次に、議第19号・中津川市職員の退職手当に関する条例等の一部改正については、国家公務員退職手当法の改正に準じて、退職手当の調整率を「100分の87」から「100分の83.7」に改定し退職手当の支給率を引き下げ、及び雇用保険法の一部改正により、失業者の退職手当に係る規定について必要な条文整備を行うため改正するものであります。 次に、議第20号・中津川市
積立基金条例の一部改正については、ふるさとづくり応援基金に積み立てる寄附金を適正に取り扱うための改正など、所要の条文整備を行うものであります。 次に、議第21号・中津川市
手数料条例の一部改正については、地方公共団体の手数料の標準に関する政令の一部改正に伴い、砂利採取計画の認可及び変更の認可手数料を引き下げるため改正するものであります。 次に、議第22号・中津川市
指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に係る基準に関する条例等の一部改正については、厚生労働省令等の一部改正に伴い、改正するものであります。 改正の内容としましては、1つ目として、認知症対応型共同生活介護の身体的拘束等の適正化を図るため改正するものであります。 2つ目として、高齢者及び高齢の障がい者を対象とした共生型地域密着型サービスの創設に伴い、条文を整備するものであります。 3つ目として、指定介護予防支援の内容及び手続の説明及び同意について適正化を図るため改正するものであります。 次に、議第23号・中津川市
指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営等に関する基準を定める条例の制定については、介護保険法の一部改正に伴い、居宅介護支援事業所の指定権限が県から市に移譲されるため制定するものであります。 次に、議第24号・中津川市
介護保険条例の一部改正については、介護保険事業計画の策定に伴い、介護保険料基準月額を5,300円とし、及び所得段階基準割合を細分化する等、保険料基準額の上昇を抑制し全体の軽減を図るため、並びに介護保険法施行令の一部改正に伴い条文を整備するため改正するものであります。 次に、議第25号・中津川市特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正については、就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律の一部改正に伴い、引用部分に項ずれが生じるため改正するものであります。 次に、議第26号・中津川市
国民健康保険条例の一部改正については、国民健康保険料の賦課方式を、資産割を含まない所得割・均等割・平等割の3方式に変更するため、並びに国民健康保険法施行令の一部改正に伴い、保険料の賦課の基準等、制度改革に伴う条文を整備し保険料の賦課限度額を引き上げ、及び軽減対象となる所得基準額を引き上げるため改正するものであります。 次に、議第27号・中津川市
後期高齢者医療に関する条例の一部改正については、高齢者の医療の確保に関する法律の一部改正に伴い、国民健康保険での住所地特例の適用を
後期高齢者医療制度でも引き継いで適用するため改正するものであります。 次に、議第28号・中津川市
消費生活センターの組織及び運営等に関する条例の制定については、消費者安全法の改正に伴い、相談体制を強化するため制定するものであります。 次に、議第29号・中津川市
環境保全条例の一部改正については、旅館業法の一部改正に伴い、引用部分に項ずれが生ずるため改正するものであります。 次に、議第30号・中津川市
農業共済事業の実施に関する条例の廃止については、農業災害補償法の一部改正により、
農業共済事業執行等の見直しがされたことに伴い廃止するものであります。 次に、議第31号・中津川市ふれあい牧場の設置等に関する条例の一部改正については、中津川市ふれあい牧場の施設への入場料を「310円」から「600円」に見直しするため改正するものであります。 次に、議第32号・中津川市
中小企業小口融資条例の一部改正については、中小企業信用保険法の一部改正に伴い、保証人の徴求に関する規定を改め、並びに貸付限度額を拡充し、及び貸付期間を延長するため改正するものであります。 次に、議第33号・中津川市
キャンプ場等の設置等に関する条例の一部改正については、福岡ローマン渓谷オートキャンプ場の料金体系を見直し、及び料金表を改定するため改正するものであります。 次に、議第34号・中津川市
消防本部消防手数料条例の一部改正については、地方公共団体の手数料の標準に関する政令の一部改正に伴い、危険物製造所等の設置許可及び完成検査前検査、並びに高圧ガス等の容器検査に係る手数料を改定するため改正するものであります。 次に、議第35号・中津川市
火災予防条例の一部改正については、防火対象物の消防用設備等が消防法令に違反している場合に、その法令違反の内容を利用者等へ公表できるようにするため改正するものであります。 次に、議第39号・東濃
農業共済事務組合規約の変更については、農業災害補償法の一部改正に伴い、新たに創設された農業経営収入保険事業を実施できるようにするため変更するものであります。 次に、議第40号・損害賠償の額の決定については、総合病院中津川市民病院において発生しました医療過誤について、和解の成立により損害賠償するものであります。 経過でございますが、患者は、急性胆のう炎であったため、平成28年9月、消化器内科医師が胆のう摘出前の検査として胃カメラを実施するよう指示を行い、別の消化器内科医師が胃カメラを実施したところ、胃の上部に炎症のある部分があったため病理診断の指示を行いました。病理診断の結果は胃がんでありましたが、胃カメラの指示を出した消化器内科医師は病理診断の結果を伝えることなく診察を終了し、外科に胆のう摘出の手術を依頼し、平成29年2月、患者は手術を受けられ、治療は終了となりました。 平成29年7月、診療情報管理士が、がん登録業務のため全カルテを検索していたところ、がん治療方針が明確でないカルテを発見し、消化器内科へ問い合わせしたところ、当該患者の病理診断結果が見落とされていたことが判明しました。平成29年7月、患者へ説明を行い、改めて胃カメラ等を実施し、早期がんであることが確認できたことから、平成29年8月、胃を全部摘出する手術を行いました。 平成28年11月の胃カメラの病理診断結果を見落とし、平成29年7月まで患者に伝えることができなかったことに対し、病院側の過失を認め、200万円を賠償するものであります。 次に、議第41号・市道路線の認定については、リニア岐阜県駅周辺土地区画整理事業に伴い、坂本68号線及び坂本126号線との接続道路として市道に認定し、一貫した道路管理をするものであります。 次に、議第42号・
指定管理者の指定については、中津川市落合石畳マレットゴルフ場について、平成30年4月1日から平成33年3月31日までの間、
指定管理者に管理を行わせるため
指定管理者の指定を行うものであります。 次に、議第43号・平成29年度中津川市
病院事業会計資本剰余金の処分については、医療職員修学資金貸付金の返還債務の免除に当たり、財源である資本剰余金373万円を処分するものであります。 以上、ご審議のほどよろしくお願いいたします。
○議長(
大堀寿延君) これより質疑に入ります。 議第18号から議第35号まで及び議第39号から議第43号までの質疑を一括して行います。 順次発言を許します。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
大堀寿延君) 質疑なしと認めます。 ただいま議題となっております議第18号から議第35号まで及び議第39号から議第43号までは、お手元に配付してあります議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。 ――
――――――――――――――――――――
△日程第34 議第1号から日程第39 議第6号
○議長(
大堀寿延君) この際、日程第34、議第1号から日程第39、議第6号までの
補正予算6件を一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長・青山節児君。 〔市長・青山節児君登壇〕
◎市長(青山節児君) ただいま議題となりました議第1号から議第6号の
補正予算について、ご説明申し上げます。 この
補正予算は、国・県補助金等を活用する事業、寄附金を財源とする事業、受注機会平準化対策事業、基金積み立てのための事業、職員退職手当、緊急対応が必要な事業及び事業費等の精算を行う事業を対象に編成いたしました。
補正予算の規模は、一般会計15億2,436万3,000円、国民健康保険事業会計(事業勘定)3億649万5,000円の減額、介護保険事業会計1万2,000円、
後期高齢者医療事業会計924万7,000円、病院事業会計250万6,000円、合計で12億2,963万3,000円でございます。これにより、平成29年度の中津川市の総予算規模は795億3,145万8,000円となります。 以下、一般会計の主な内容をご説明いたします。 初めに、国・県補助金等を活用する事業として、牛舎の新・増築、改築等とあわせて繁殖雌牛を増頭した畜産農家に対して助成する経費70万円、岐阜県の予算調整により急傾斜地崩壊対策及び県管理の国道等の整備費が増額されたことに伴い、負担金を補正する経費573万円、農業委員及び農地利用最適化推進委員に対し、農地等の利用の最適化の成果実績に応じた上乗せ報酬338万円を計上いたしました。 次に、いただきました寄附金を有効に活用するための事業として、交通安全啓発用備品を購入する経費20万円、高山小学校の教育用備品を購入する経費50万円、坂下中学校の教育用備品を購入する経費7万円、将来の維持補修等の費用に充てるため、明治座維持補修基金へ積み立てる経費150万円、及び美術館建設及び美術品等取得基金へ積み立てる経費2万円を計上いたしました。 次に、施工時期の平準化及び品質の確保を図るとともに市内業者の受注機会をふやすため、受注機会平準化対策事業として高齢者福祉施設の設備を改修する経費1,523万1,000円、地元要望があり優先度の高い市道の改良・舗装や側溝改修、排水路の改修、橋りょうの維持補修、公園施設の修繕などを行う経費1億4,380万円、教育・保育環境の充実を図るため、小・中学校、幼稚園・保育園の施設や設備を改修する経費3,755万5,000円、本庁舎東側駐車場を舗装する経費1,224万2,000円を計上いたしました。 続きまして、その他の一般会計の主な内容をご説明いたします。 総務費では、いただいたふるさとづくり寄附金を次年度以降の教育、福祉、産業振興などの施策の推進に活用するため、ふるさとづくり応援基金に積み立てる経費2億8,800万円、今後の公共施設の整備や施設の健全な維持管理の財源確保を図るため、公共施設整備運営基金に積み立てる経費3億円、今後想定されるまちづくり関連事業に備えるため、リニア中央新幹線まちづくり基金に積み立てる経費5億円、職員の自己都合などによる退職手当2億456万8,000円などを計上いたしました。 衛生費では、坂下老人保健施設の職員の退職給付費に充てるため、退職手当基金を取り崩して繰り出す経費50万6,000円を計上いたしました。 商工費では、蛭川保養施設紅岩山荘の適切な維持管理のため、指定管理料を支払う経費500万円、坂下交流促進施設きりら坂下の高圧電気設備に異常が見られたことから、急遽修繕工事を実施する経費171万8,000円などを計上いたしました。 土木費では、崩壊した市道のり面の増破を防ぐため、早急に補修工事を行う経費480万円、11月に発生した火災で罹災した公営住宅の復旧工事を行う経費2,000万円を計上いたしました。 教育費では、平成30年4月より坂本小学校に通級指導教室を設置することとなり、通級指導に必要な備品を準備する経費76万9,000円を、あわせて指導教室を確保するため改修工事を行う経費630万8,000円を計上いたしました。 以上が歳出の主な内容ですが、これらの財源といたしまして、分担金及び負担金174万4,000円、国庫支出金378万2,000円、県支出金1,047万4,000円、財産収入106万7,000円、寄附金2億9,029万円、繰入金50万6,000円、諸収入2,000万円、市債3,390万円減額、財源調整として、地方交付税8億1,036万3,000円、繰越金4億2,003万7,000円を計上いたしました。 次に、特別会計、企業会計について、事業の主な内容をご説明いたします。 国民健康保険事業会計(事業勘定)では、保険給付費のうち一般被保険者及び退職被保険者等の療養給付費が当初見込みを下回ることから3億3,928万7,000円の減額、平成29年度前期高齢者納付金の確定通知に伴い、納付金を増額する経費3万6,000円などを計上いたしました。
後期高齢者医療事業会計では、
後期高齢者医療広域連合に納付する保険料の額が当初予定を上回る見込みであることから、納付金を増額する経費924万7,000円を計上いたしました。 病院事業会計では、坂下老人保健施設職員の退職給付費50万6,000円、中津川市民病院で11月に発生した医療過誤について、患者側との協議により和解金が合意されたことに伴う損害賠償金200万円を計上いたしました。 次に、繰越明許費についてご説明いたします。 本3月
補正予算で、受注機会平準化対策として予算化したものの事業完了が翌年度にわたらざるを得ない事業11事業、施工方法等の検討、地元住民や関係機関との調整に時間を要したなど、やむを得ない事情により事業完了が翌年度にわたらざるを得ない事業として20事業、合わせて31事業につきまして、追加及び変更し、翌年度に繰り越して事業を進めさせていただこうとするものでございます。 以上、
補正予算についてご説明させていただきました。ご審議のほど、よろしくお願いいたします。
○議長(
大堀寿延君) これより質疑に入ります。 議第1号から議第6号までの質疑を一括して行います。 順次発言を許します。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
大堀寿延君) 質疑なしと認めます。 ただいま議題となっております議第1号から議第6号までは
予算決算委員会に付託いたします。 なお、
予算決算委員会委員の諸君は、休憩中に委員会を開催し、議第1号から議第6号までについて審査を行い、その結果を報告願います。 委員会を開く場所を
事務局長から発表させます。
◎
議会事務局長(齊藤信広君) それでは、
予算決算委員会を本議場において11時20分から開催いたしますので、よろしくお願いいたします。
○議長(
大堀寿延君) ただいまから暫時休憩いたします。 午前11時07分休憩 ――
―――――――――――――――――――― 午後 2時20分再開
○議長(
大堀寿延君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第34、議第1号から日程第39、議第6号までの
補正予算6件を一括議題といたします。 休憩中に
予算決算委員会が開かれております。本案に関し、委員長の報告を求めます。
予算決算委員長・佐藤光司君。 〔
予算決算委員長・佐藤光司君登壇〕
◆
予算決算委員長(佐藤光司君) ただいま議題となりました日程第34から日程第39、議第1号・平成29年度中津川市
一般会計補正予算(第9号)、議第2号・平成29年度中津川市
国民健康保険事業会計補正予算(第3号)、議第3号・平成29年度中津川市
下水道事業会計補正予算(第4号)、議第4号・平成29年度中津川市
介護保険事業会計補正予算(第4号)、議第5号・平成29年度中津川市
後期高齢者医療事業会計補正予算(第2号)、議第6号・平成29年度中津川市
病院事業会計補正予算(第3号)について、
予算決算委員会での審査の経過並びに審査結果についてご報告いたします。 議案の審査結果につきましては、議第1号・平成29年度中津川市
一般会計補正予算(第9号)は賛成多数、原案可決であります。次に、議第2号から議第6号については、全会一致、原案可決であります。 補正額につきましては、一般会計15億2,436万3,000円、特別会計、国民健康保険事業会計(事業勘定)マイナス3億649万5,000円、下水道事業会計は繰越明許費のみです。介護保険事業会計1万2,000円、
後期高齢者医療事業会計924万7,000円、企業会計の病院事業会計は250万6,000円、総額12億2,963万3,000円の増額補正となります。 執行部からの説明及び審査経過につきましては、議員全員で構成されました
予算決算委員会であり、議員周知のとおりでありますので、割愛させていただきます。 以上で報告を終わります。
○議長(
大堀寿延君) これより質疑に入ります。 議第1号から議第6号までの質疑を一括して行います。 順次発言を許します。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
大堀寿延君) 質疑なしと認めます。 本案に対する討論を省略し、直ちに採決いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
大堀寿延君) ご異議なしと認め、さよう決しました。 これより採決をいたします。 採決は分離して行います。 まず、議第1号・平成29年度中津川市
一般会計補正予算(第9号)を起立により採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(
大堀寿延君) ありがとうございました。 起立多数であります。よって、議第1号は原案のとおり可決されました。 次に、議第2号から議第6号までの
補正予算5件を一括して採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
大堀寿延君) ご異議ないものと認め、議第2号から議第6号までの
補正予算5件は委員長の報告のとおり決しました。 ――
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△日程第40 議第7号から日程第50 議第17号
○議長(
大堀寿延君) この際、日程第40、議第7号から日程第50、議第17号までの予算議案11件を一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長・青山節児君。 〔市長・青山節児君登壇〕
◎市長(青山節児君) それでは、ただいま議題となりました議第7号から議第17号の平成30年度予算の概要をご説明申し上げます。 当中津川市は、古くから東山道、そして中山道、南北街道といった街道が交わります交通の要衝として商業を中心に栄えるとともに、豊かな自然資源を背景に、農業、森林産業が育まれ、多くの伝統文化も継承されてまいりました。近年では、製造業を中心に、ものづくりのまちとして産業・経済が発展してまいりました。 しかし、現在、中津川市でも人口減少という大きな課題に直面し、今後、税収減のみならず、教育、医療、福祉、子育てなど、あらゆる面での影響が懸念されております。こうした影響を予測した上で、総合計画やまち・ひと・しごと創生総合戦略を策定し、人口減少対策の取り組みを鋭意進めてきたところでございます。とりわけ、新たな時代の街道となるリニアの波及効果をまちづくりに最大限取り込んでいくことが最も効果的な手法であることから、重点的に推進しているところでございます。リニア中央新幹線開業まで、あと9年、昨年7月には神坂パーキングエリア・スマートインターチェンジの事業化が、10月にはリニア中央新幹線岐阜県駅周辺の土地区画整理事業化が決定いたしました。これらは、既に事業化が決定しております濃飛横断自動車道中津川工区や東濃東部都市間連絡道路などとともに新たなまちづくりの骨格となるものであり、これまでにその姿をお示しすることができました。これからは、これらのハード事業を着実に進めるとともに、そこへの肉づけとなるソフト事業についても取り組みを進めていかなければなりません。 平成30年度は、総合計画前期事業実施計画の最終年度であり、中期事業実施計画に向けて積み残しのないよう主要施策の総仕上げを行ってまいります。その中では、特に人口減少対策でもある若者の移住・定住を政策の柱に据え、市出身者がふるさと中津川に帰ってくる、若者が市内にとどまることのできる施策に力を注いでまいりたいと考えております。市の潜在的な魅力であります自然や歴史・文化をより一層磨き上げ、産業へとつなぎ、明るく活気のあるまちの実現を目指すとともに、これらの取り組みをより効果的に進めるための行財政改革も強力に推し進め、全力で市政運営に取り組んでまいります。 以上の基本的な考え方に基づいて編成しました平成30年度予算の規模は、一般会計、特別会計及び企業会計の総額749億2,278万8,000円で、対前年度比0.4%の減となりました。 このうち、一般会計は371億2,700万円で、対前年度比1.5%の増、特別会計は総額214億2,335万5,000円で、対前年度比4.3%の減、企業会計は総額163億7,243万3,000円で、対前年度比0.7%の増となりました。 それでは、ここから一般会計の歳入歳出の概略についてご説明申し上げます。 まず歳入でございますが、市税は、1.7%増の96億7,815万4,000円を計上いたしました。 個人市民税については、雇用状況の改善等から個人所得の増加があり、1.6%増を見込みました。 法人市民税については、景気の回復で企業収益の改善が見られることから8.7%増を見込みました。 固定資産税及び都市計画税については、評価がえの年となり、家屋の減収が予想されますが、土地価格に底打ち感があること、太陽光発電設備等の償却資産の伸びもあり、固定資産税で1.5%増、都市計画税で1.0%減を見込みました。 地方消費税交付金は、平成31年10月実施予定の消費税率10%への増税を前にした個人消費や企業の設備投資などへの駆け込み需要が予想されることから、3.5%増の11億9,610万円を計上いたしました。 地方交付税は、国において地方公共団体の地方税収の増が見込まれることにより、地方交付税総額が減額されたことに加え、本市においては普通交付税の合併特例期間が平成26年度で終了し、平成27年度から平成32年度にかけ段階的に縮減していることを踏まえ、普通交付税は2.7%減の95億8,970万円を計上しました。 特別交付税は、前年度と同額の8億円を計上いたしました。 寄附金は、ふるさと納税が平成29年度から取り組んでいる返礼品の充実などによりふえており、488.1%増の1億386万円を計上いたしました。 財政調整基金繰入金は、普通交付税の減少により一般財源総額が減少する中においても、各種施策を着実に進めるための財源として、1.2%減の24億円を計上いたしました。 市債は、5.5%減の29億8,730万円を計上いたしました。このうち、施設整備のための市債は0.2%減の17億7,930万円、交付税の財源不足を国と地方が折半して負担するために市が借金を行う臨時財政対策債は、12.4%減の12億800万円を計上いたしました。 続きまして歳出でございますが、退職金を除いた職員人件費は、人事院勧告による給料のベースアップや勤勉手当の引き上げ及び共済負担金率の変更により、1.7%増の55億5,038万7,000円を計上いたしました。 公債費は、6.9%減の40億5,832万1,000円を計上いたしました。公債費負担適正化計画の方針に従い、借金残高を計画的に減らしてきた結果、定期償還額は毎年減少しております。 施設整備などの投資的経費では、青木斧戸線道路整備事業などの大型
継続事業に加え、阿木交流センターの建築着手やリニア駅周辺土地区画整理事業の本格化により、2.1%増の46億7,241万8,000円を計上いたしました。 次に、平成30年度の主要事業について、主な内容をご説明申し上げます。 初めに、重点的に推進する施策といたしましては、ふるさとの担い手である若者の地元回帰、移住・定住促進を目標に掲げ、「地元回帰につながる仕組みづくり」「子育てしやすい、働きやすいまちづくり」「移住・定住につながる魅力的な地域づくり」の3本を施策の柱に据え、この分野の取り組みをこれまでよりも拡充させた中で事業を展開してまいります。 1つ目の柱、「地元回帰につながる仕組みづくり」では、大学生や高校生の地元回帰を促すアプローチを強力に推し進めるとともに、新たに就職コーディネーターを配置し、地元出身者の多い大学や地元高校を積極的に訪問することで市内企業とのマッチングを促進いたします。また、民間就職情報サイト等を初めて利用する市内企業の支援を行います。さらに、若い世代が魅力を感じる産業、職種を誘致するための基盤づくりとして、西部テクノパークの整備にも引き続き取り組んでまいります。 2つ目の柱、「子育てしやすい、働きやすいまちづくり」では、子育てと仕事の両立を希望する方を積極的に応援するとともに、保護者が利用しやすい保育の実現を目指して、市内初となる民間の幼保連携型認定こども園を支援します。また、病気・病気回復期の児童を一時的に預かり、保育する病児・病後児保育所を市民病院敷地内に整備し開所いたします。さらに、子育て支援センターのさらなる充実を目指し、将来的に子育て支援センターの担い手となり得る団体等の育成支援を行います。 3つ目の柱、「移住・定住につながる魅力的な地域づくり」では、観光、移住・定住施策の連携をより強化するとともに、連携協定を締結しておりますANA総合研究所から、地域資源のブランド化や販路拡大、情報発信に係る助言をいただきながら、地域の観光活性化や魅力向上の取り組みを支援いたします。また、国道257号「地歌舞伎街道」プロモーションの実施、「岐阜の宝もの」である苗木城跡の周辺整備や新たなツアー造成、観光誘客、移住へとつなげていくため、移住促進ドラマの制作、東京オリンピック・パラリンピック選手村ビレッジプラザ建設への東濃ヒノキの提供など、地域の魅力を地域の活力につなげる取り組みを実施してまいります。 続きまして、総合計画前期事業実施計画の総仕上げとなる主な事業をご説明申し上げます。 「人々がかがやくまち中津川」では、市民が生き生きと健康に暮らすために、それぞれのライフステージに合った健康づくりに取り組む8万人のヘルスアップを、関係機関と協力・連携して総合的に行います。また、未満児保育の増加や多様化する幼児教育・保育ニーズに対応することを目的に、坂本幼稚園と坂本保育園を統合し、幼保連携型の認定こども園として整備するため、建物の実施計画などを行います。さらに、地域のコミュニティーや防災、生涯学習の拠点、また、診療所として阿木交流センターの建築工事に着手いたします。 「やすらぐ自然につつまれたまち中津川」では、中津川衛生センターと恵北衛生センターを統合し、福岡地区において、クリーンで自然環境に優しく、安定的な処理を行うことのできる新衛生センターの建築工事を進めてまいります。 「活気あふれるまち中津川」では、リニア開業を見据えて、市の主要幹線道路である国道19号と国道257号を円滑に結ぶ幹線道路として、さらには手賀野・駒場地域の主要生活道路として青木斧戸線を整備し、利用者の利便性の向上と朝・夕の渋滞低減を図ります。また、中津西地区の安全の強化として、避難所である西小学校へ大型車が進入できる防災道路として、青木斧戸線から西小学校までの道路となる駒場線を整備いたします。平成30年度は引き続き用地取得を進め、取得できた箇所から工事に着工いたします。 さらに、神坂・山口・坂下地区の交通利便性向上と馬籠などへの観光誘客の推進とともに、災害時・緊急時の迂回路確保のため、神坂パーキングエリア・スマートインターチェンジ設置に向け、詳細設計、用地取得等を進めてまいります。 リニア中央新幹線関連事業では、広域の交通拠点となるリニア岐阜県駅に必要な基盤整備と周辺の土地利用を一体的に図るとともに、リニアの影響による地域課題を総合的に解決するため、土地区画整理事業を実施します。平成30年度は、道路詳細設計や橋りょう予備設計など各種設計を実施するとともに、親水公園や連絡通路に関する調査検討を行い、さらに、都市拠点となる中心市街地とリニア岐阜県駅、中部総合車両基地及び恵那市中心市街地を円滑に連絡する東濃東部都市間連絡道路の新設、また、濃飛横断自動車道と一体的に機能する市道坂本58号線ほか、市道坂本264号線の改良に向け、用地測量、用地取得等を行ってまいります。 以上、市の持続的発展に向け、若者の地元回帰と移住・定住促進施策、市民生活の向上に直結する大型インフラ整備事業、教育、医療、福祉、子育て等の市民の暮らしを守る施策などを中心に編成いたしました平成30年度予算の概要についてご説明申し上げました。 中津川市の将来に向けて継続的に発展することのできるまちづくりとしていくためには、今後数年間が極めて大切な期間であり、踏ん張りどころであります。そのため、平成30年度の市政運営に当たっては、引き続き皆様からの声を大切にしながら、総合計画中期事業実施計画に向けて、車のギアをローからセカンドへ、セカンドからサードへ一段一段上げていくように、職員一丸となって着実に取り組みを進めてまいりますので、市議会の皆様におかれましても、ご理解とご協力を賜りますようお願いを申し上げ、提案説明といたします。ご審議のほど、よろしくお願いいたします。
○議長(
大堀寿延君) これより質疑に入ります。 議第7号から議第17号までの質疑を一括して行います。 なお、本案は委員会に付託をいたしますので、質疑につきましては簡潔に願います。 順次発言を許します。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
大堀寿延君) 質疑なしと認めます。 ただいま議題となっております議第7号から議第17号までは、お手元に配付してあります議案付託表のとおり、
予算決算委員会に付託いたします。 ――
――――――――――――――――――――
△日程第51 請願第1号から日程第55 陳情第3号
○議長(
大堀寿延君) この際、日程第51、請願第1号から日程第55、陳情第3号までを一括議題といたします。 ただいま議題となっております請願第1号から陳情第3号までは、お手元に配付してあります文書表のとおり、各常任委員会に付託いたします。 以上で、本日の日程は全て終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。大変ご苦労さまでございました。 午後2時43分散会 ――
――――――――――――――――――――会議録署名議員 中津川市議会 議長
大堀寿延 署名議員
三浦八郎 同 粥川茂和...